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みなさん、ご無沙汰しています。お元気でしょうか?サンディエゴは自宅謹慎になってからほぼ3週間が経ちました。この自宅謹慎は4月末まで続くということなので、あと約3週間!(ため息)サンディエゴではまだ家の近所を散歩できるし、レストランのテイクアウトもまだ空いているので良いですが、それでも外食に出たり人に会ったり出来ないというのは辛いですね。私はシェアハウスに住んでいるのでルームメイトがいるのがせめてもの救いですが、一人暮らしだとかなり心細いのではないかと想像します。

今回のこのパンデミックでレストランで働いている人達やミュージシャンなどことごとく仕事が無くなり、みんな髪を切りにも行けないし人にも会えない為か、フェイスブックなどのSNSの投稿も減っているような気がします。その代わりと言っては何ですが、フェイスブックライブで自室でのエクササイズや音楽のミニライブをしたり、ダンスレッスンのライブを載せる人などが出てきました。そうやってオンラインでライブやレッスンをしてちょっとでも稼ごうという人もいるようです。

私も実は3月、4月に決まっていた教えるはずのクラスがコロナのせいでキャンセル、もしくは延期になり、家にいて何もしないのもと思い、オンラインで2週間のピアノレッスンを始めました。その動画はこちら。(4月6日から始めたので最初の4レッスンが載っています。ちなみにレッスンは英語。)

8 days Intensive Piano Mini Lessons

元々ピアノはクラシックを小さい時10年ほどやっていたのですが、近年になりジャズをやってみたいと思い、再度ピアノを学び始めたところ、友人やルームメイトにピアノを教えてくれと頼まれ、初心者向けなら私の知識でも役に立つかも?と思い、始めたのです。

日本はソルフェージュ、いわゆるドレミで音楽を習いますが、アメリカはABC(Cがソルフェージュの「ド」)で学ぶので、教えているのはアメリカ方式のABCでのレッスンです。ソルフェージュの利点は(あくまで私の意見ですが)音が分かりやすい(歌などはドレミに変換して歌えるが、ABCではそれがしにくい)。その為ソルフェージュを学んだ人の方が絶対音感が多いような?ABCで学ぶ利点は、いざジャズに変更と言う時にコード(3つ以上の音のハーモニー)がABCで書かれているので転換しやすいと言う事でしょうか。

ちなみに日本では必須科目の音楽ですが、カリフォルニアではなんと小学校などは音楽を教えない為、楽譜を読めない人がほとんどです。なので1週目は楽譜の読み方(ABCですが)をやっています。そして来週、2週目はコードの弾き方。日本人でピアノを小さい時に何年もやったのに、楽譜が無いと弾けない(今ではあっても弾けない?!)と悔やんでいる方。来週のレッスンのコードとそのベーシックな弾き方(つまり、どの3音を抑えるか)さえ学べば、ある程度の曲の伴奏はすぐ出来るようになります。なので是非チェックしてみてください。(英語ですが)

実はこのレッスンシリーズは自宅謹慎中何かやろうと思って始めたのですが、友人に「オンラインで何かする際は寄付を募ったらいいよ」、と言われて募ってみたところ、クラスが大変役に立ったという友人が気前よく寄付をしてくれました。アメリカでは結構このような寄付を募る人が多く、みんな気前よく寄付もします。レストランでも20%のチップが当たり前という文化だから慣れているというのもあるかもしれません。レストランで働いている友人が、「最近仕事がなくて大変だろうから」、と常連の客の一人が、レストランの従業員みんなの分の食事(70人くらい)を買ってくれたと言っていました。すごい!

そういう文化に長くいる私なので、だんだん感覚が(悪い意味で)アメリカナイズしていたのかもしれません。みなさんも気づいたかもしれませんが、最近読んでいた他のブログで寄付を募っているブログがあった為、日本でもそういうのはありなのか?と思い、前回の記事で寄付の募集をしてみました。そしたら即座に反応が!それは意外な事に私の母からでした。(ここからは母の承諾を得て載せています)

私の母曰く、(かいつまんで言うと)「今はコロナのせいで仕事がなくて収入が減って困っている人が大勢いる。そして日本人の感覚では「お金は汚い」という感覚もある、お金が絡むといくら崇高な内容でも低俗と思われてしまうんじゃないかと思う。なのであなたのあの記事の内容が気に入ったらお金を払ってくれというような内容にがっかりした。日本人はオブラートに包むように言うので(ハイコンテクスト)お金と言わないで、寄付(donation)とか、志とか、気持ちとかの表現にすれば私も納得したと思う。」というような内容でした。

つまり私の寄付のお願いをした事がブログへの悪評価につながり、また、書き方が直接的過ぎて日本人には合わない、というような事ですね。私はそれを読んでちょっと驚いてしまい、「やはり!」、という気持ちと、「私は変にアメリカナイズしてしまったか?」と思ってしまいました。具体的に書いた文章は、「このブログは「私個人の研究に基づいた読み応えのあるブログ」を目指しております。もし、「役に立った」「面白かった」など、何かしら価値を感じた場合は下記のリンクをクリックして価値に見合った金額をお支払い頂けると感謝です。」というものだったので、「お金」とは言っていないのですが、「金額」という言葉がそう聞こたようです。

また、私は「価値あるものに対価を要求して何が悪い!」、という考えで出したというよりも、そのように書いている日本人ブロガーがいたので、日本人でそういう事をしている人がいるというのは今の時代そういうのもありかな?と思い試してみたと言う部分もあります。母が言うように若い人と年な人との違いもあるかも(多分そのブロガーは若い人)ですが、母が言う、「日本人は西欧のように寄付の慣習があまり発達していない。つまり、金銭的なことには自主的にする気持ちが少ない。でも強制でなくても言われたことは守ろうとする気持ちが強い。」という事であれば、強制的に聞こえる書き方はやはり良くなかったかも。

ちなみにこのブログもレッスンもお金の為にしている訳ではないので、あしからず。でも異文化理解について書いているつもりが自分が自分の文化のお金に対する感覚をあまり理解してなかった事に自分でもびっくりです。ずっと別の文化にいると、その文化に(良い意味でも悪い意味でも)感化されすぎてしまうんですね。前回の記事で気を悪くされた方、すみません。とりあえず、今回からリンクは載せませんので今後も普通に楽しんで読んで頂けると嬉しいです。それでは、皆さんもコロナに気を付けて!一緒に頑張って乗り切りましょう!





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