6 friends


前回の続きです。
私の過去と経歴 ①(この道に進んだ経緯)
私の過去と経歴 ②(アメリカでの就職事情)
私の過去と経歴 ③(人生の岐路)

あなたは「自分の一回きりの人生、このままでいいんだろうか?」と思った事はありませんか?
自分が興味がない分野での仕事。
毎日会社と自宅を行き帰りするだけの生活。
会社生活は安定しているけど何か物足りない。
でもだからと言って、家族やローンがあるので仕事を辞めるわけにはいかない。
このまま一生(最低定年まで)この生活が続くと思うと気が遠くなるけれど、でもどうしたら良いかわからない。

私もそういう一人でした。
9時-5時の会社生活は、ルーチンワーク(同じ事を繰り返す仕事)が苦手私には合っていなかったし、営業職が自分の性格に合っていないのも分かっていました。(分野が自分の好きな分野ではなかったというのもあるかもしれません。)その中でも特に不満を感じていたのが、会社生活を通じて自分が学んでいる、もしくは成長していると思えなかった事です。

そして、私が大学院に行って勉強をし直そうと思ったのは、仕事の業種を心理学に変えたかったのもありますが、周りの女性の友人達を見て刺激を受けた事もありました。

一人の日本人女性の友人は下っ端から叩き上げでレストランオーナーになり、今では70人近くのアメリカ人従業員を雇って精力的に仕事をしています。

別の日本人女性の友人は、数年前に自分の天職はチャプレンだと分かり、長年の営業マネージャーとしての職を捨てて大学院に行き始めました。そして今ではサンディエゴの病院にチャプレンとして勤めています。

また別の日本人女性は自分は会社勤めは向かないと悟り、自分でビジネスをする事に決めました。その後、自分には介護の仕事が合っていると分かり、介護の資格を取り、自宅を改装して介護施設を作り、今ではシニアケアビジネスを立ち上げています。

アメリカ人女性の友人はもともとカイロプラクティックをやっていましたが、ヤギを沢山買っていた事を機に、ヤギと戯れながらヨガをする、ゴートヨガのビジネスを立ち上げました。

そんな友人達に囲まれ、私も普通の会社生活ではなく、自分の道を目指そう!と思ったのです。

人は、その人の周りにいる5人の平均だ、という言葉を聞いたことはありませんか?つまり、あなたは一番身近にいて時間を一緒に過ごす人達と同類と言う意味です。あなたが普段自分を向上する為に頑張っている人たちと沢山時間を過ごしていれば、あなたも啓発されてその人達のようになるでしょうし、逆に、何もしないで毎日だらだらと過ごしている人たちと沢山時間を過ごしていれば、あなたも感化されてその人たちのようになる、と言う事です。なので、周りの人、特に一緒に時間を過ごす人は選ばなくてはいけません。

幸いなことに、私には上記のような、啓発される女友達がたくさんいました。ですが、困ったことに、肝心な一番身近である夫が、そのようなタイプではなかったのです。彼は仕事にはやりがいは見出さず、仕事は仕事と割り切るタイプ。それ以外の時間は遊びに費やすタイプでした。そして、私が大学院に入って転職を考えている時期は特に遊びに拍車がかかった時期で、平日も毎晩のように遊び歩き、何か新しい事を学んだり、成長すると言う事に興味がないようでした。

最後の期末試験を目の前に控えたある日、泥酔して正体を無くした夫を見た時、私はふと、自分が一番時間を過ごしている人がこの人で良いのだろうか?と思ったのです。彼は私の平均を下げているのではないか?
出会った当初はお互い将来の目標を語り合い、成長するために結婚したはずです。それが15年の時を経て、お互いが変わってしまった。
それに気づいた時、私は自分が成長し続ける為に離婚を決心したのです。

次回に続く




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