みなさん、如何お過ごしですか?実は最近生活に色々変化があり、今回はそれに伴い気づいたいくつかの事について書きたいと思います。
人って面白いもので、自分がやりたいと思ってる事と、人が自分に合ってると思ってる事って違ったりしますよね。例えば、私の今の人に教える、そしてファシリテートする仕事。私は大学院を卒業してから何人かの人に、「大学とかで教えたら?」と言われた事があるのですが、「人に教えるなんて私には出来ない!」と思ってました。でもいざ初めてみたら意外と楽しく、実は思ったよりも自分に合ってるのでは?と思い始めました。
また今回始めたベースでのファシリテーターの仕事ですが、毎回ワークショップをするたびに、「この仕事、私に合ってる!」と実感します。なんというか、ワークショップでのやり取りとか、だんだんみんなが私の伝えたいことを理解していくのが分かっていく感じとか、最後にみんなが感謝してくれる時とかに、すごくやりがいを感じます。私の場合、単に自分で自分が分かってなかったのかもしれませんが、母に言わせると、人の方が意外と自分よりも自分の全体像を見えていることがあるので、人が勧めることはやってみるといいとか?
それと、これは私の希望するワークスタイルに合っているというのもあるかもしれません。以前日本の大学でゲスト講師として話をした時に、自分のワークスタイルを知っていて、それに合った仕事を見つけると満足度が高いよ、と言う話をしたことがあるのですが、私が会社勤めしていた時に色々と苦痛だったのは、ワークスタイルが私の希望するものとかなり違っていたというのがあります。(もちろん職種が私の希望するものじゃなかったという事もありますが)
例えば、仕事をする上で、自分は個人行動を好むか、グループでの行動を好むのか?日々の生活はほぼ変化がが無い生活がいいのか、それとも変化がある生活を好むのか?収入は安定している方が良いのか、それともそこまで安定していなくても大丈夫なのか?課題は指示通りに行うのが好きなのか、それとも自己流でやりたい派なのか?また、勤務形態は毎日決まっているのがいいのか、それとも融通が利く方が好きなのか?こういう事を知っていた上で仕事を選ぶと仕事の満足度がかなり違ってきます。
これらをチャート化するとこんな感じ。私の場合、私の希望はこの黄色のラインでした。私は個人行動が好きで変化がある日々の生活を好み、収入はちょっとくらい安定していなくてもOK。課題は自己流でやりたい、そして融通が利く勤務形態が好き。(このチャートは私が考案した物でご使用は自由ですが、ご使用の際は「異文化空間」からの引用とだけ入れて頂けると!)
そんな私が職種を変える前に15年以上していた会社勤めは私の希望とほぼ真逆。(青のライン)その会社勤務ではある程度個人で行動できるが、チームワークでの仕事が多く、毎日することはほぼ変化がない。収入はとても安定しているが、指示通り決まった仕事をこなす必要があるし、毎日決まった時間に出社しなくてはいけない。そんな環境だったので、そういう私の希望と真逆の毎日が苦痛だったんだと思います。
それが!今の仕事になってからは、ほぼ自分の希望通り!(赤のライン)全て個人行動で仕事が完結。完全に自分で行うワークショップなのでチームワークで仕事をする必要が無く、また毎日違う人々にワークショップをするので毎回変化がある。収入はあまり安定していないけれども自己流で仕事が出来、かなり融通が利く(仕事をしない時を選べる)。このように、今の仕事のワークスタイルが自分に合っているので日々の生活の満足感が増えたんだと思います。
もちろん仕事の満足度はこれだけではなく、業種がやりたいことなのかどうかというのもあると思いますが、自分の性格の好みのスタイルを知る事で楽になることって結構ありますよね。
そんな時、今やっているワークショップのファシリテーションのリーダーから上司に至急電話するようにと言われ、一体私は何をやらかしたのか?と不安になって電話してみたら、なんと、私が仕事で表彰されたということで、ちょっとしたボーナスをもらいました。理由は何でだったか詳しい事は忘れましたが(笑)、やっぱりこの仕事は私に合ってるようです。
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実は自分の好みのスタイルを知ると便利というのは仕事だけでなく、家の生活や付き合う人も自分の好みのスタイルも知っているとやりやすいですよね。私は人生50年近く過ごしてきてもまだ自分について良く分かってない所があって逆にびっくりします。(みんな分かってるんでしょうか?自分の事が分かってないのは私だけ?笑)実は最近また引っ越し、今までで多分一番住みやすい環境になったので、そういう事を考えるようになりました。
その今回の引っ越しの経緯なんですが、私が昨年サンディエゴの家賃がインフレで高くなりすぎて、一旦荷物を全て倉庫に入れて日本に帰国しようか迷っていた記事を覚えている方もいるかもしれません。その後、日本に滞在中に運よく今の仕事が見つかり、とりあえずまだバンドなどやり残したことがあるので日本からサンディエゴに帰ってきたのですが、その後始めたこの仕事もフルタイムではなく収入が不安定。その後やっとみつけたもう一つ仕事も、初めてからひと月で閉鎖。
そんなこんなで仕事もままらなないのに一体今どこに住んでるのか疑問に思った人もいたのでは?実は去年日本に帰る前に知り合った人に、「このまま仕事が見つからなかったらここは家賃が高すぎるので日本に帰国するかも」、という話したところ、「もしそんなに大変なら自分のところに3ベッドルームあって部屋が余ってるのでうちに来ていいよ」と言ってもらい、今までと同じ家賃でいいということで、帰国した後からそこに住ませてもらっていたのです。
その人にはお世話になって感謝しているのですが、いざ一緒に住んでみると生活スタイルが合わず、またお互いのルームメイトに求めるものの違いが出てきて、5か月ほど経った先月そこを出る事にしたのでした。(端的に言うと、私に良かれと思って住ませてくれたと思っていたのが、実は家政婦兼ドッグシッターを求めていたと分かった)そしてちょうど出ようと思っていた時に、その人の事が難しい事を知っている近所の女性が「もし彼の所で住みにくくなったらいつでもうちに来ていいよ」と言ってくれていたのを思い出し、そこに移る事にしたのでした。
で、いざ移ってみたら、彼女との生活スタイルが自分ととても合っていてすごく快適な事に気づいたのです。彼女はいわゆる日本人のように気遣いが出来る人で、と同時に適度に距離を置いてくれ(適度というのは私と同じ程度という意味で)、また私と波長が合っているのか、私が極度に気を使わなくても普通に生活が出来る!そして私と一緒で食事もシェアするのが好き。なので、移って早々一緒に朝食や夕食を食べたり、でもそれも前の人のように期待されるわけでなく、両方都合が合ったら、と言う感じなのでそれがまたいい感じ。
よくよく聞いてみると、彼女は元々田舎出身で、貧しい家庭で育ったんだとか。前回書いたように、個人主義は裕福度に比例する、つまり、裕福になって人と物をシェアする必要が無くなると個人主義(つまり人の事より自分優先)になるという事を考えると、田舎で貧しく育ったということは家族で色々シェアして育っただろうから集団主義に近い日本人の私と肌が合うのかな~、と思ったりします。(ちなみに日本は世界で言うとそこまで集団主義ではないですが、ある程度裕福なのにアメリカほど個人主義でないのは、日本のユニークな文化によると言われます)
そんなわけで移った今の家ですが、実は住み始めて早々問題が!私の部屋の入口の辺りからかすかにガスの匂いがするのです。そのことに気づき、「私の気のせいかもしれないけど、念のためガス会社呼んで点検してもらってもいい?」と言って来てもらうと、やはりパイプが古くなっていてガス漏れがある事が発覚!(HSPだからか、私の嗅覚はかなり良いんです)で、そのガス管が通っている屋根裏への入り口が私の部屋にあるという事で、一旦部屋に入れた荷物を全部出すことになり、荷物の移動が計三回!これはさすがに体力的に大変でした。(汗)
彼女の家ではシャワー用のお湯、暖房器具、そしてコンロもガスを使っているのですが、一番の問題がシャワー。食事は作らなくてもいいけどシャワーをどうしようと思ってたところ、彼女が仲良くしているご近所さんが「うちに浴びに来ていいよ」と言ってくれ、シャワーを使わせてもらう事ができ、一安心。そういうコミュニティーの繋がりがある所も今の彼女のところが居心地が良い理由かも。今はやっと色々と落ち着き、仕事と演奏やリハーサル、ピアノレッスンなどで充実した日々を過ごしています。
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そう、実はミュージックストアで働いていた短い間に2件ほど子供のピアノレッスンの問い合わせがあり、ひょんなことから子供たちにピアノを教える事になったんです。実は1年前から大人にも教えていたのですが、子供に教えるのは初めて。子供が好きな事が何か分からないので手探りですが、とりあえずピアノが嫌いにならないように、楽しいレッスンを心がけています。大人にはオンラインでも教えているので、もしずっと習ってみたかったのに機会が無かった、と言う人はお気軽にお問合せください。30分から受け付けます。(ibunkakukan☆gmail.comまで。☆を@に代えてくださいね!)
一体私の人生どんな方向に行くんだろう~?(笑)
それでは、また!
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