Satsuma Language Academy1


まずは前回の言語についての記事にいくつかコメントがあったのでご紹介します。

私の母は英語教師をしているのですが、母からの情報。

日本人は英語の冠詞、a と the の使い分けに苦労しますが、こちらは日本語の品詞と、英語の品詞が違うという話で、最近は英語の教科書にも出ている例文だそうです。

「昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは山に柴刈りに、おばあさんは川に洗濯に行きました。
という文を英語にすると、
Once upon a time, there were an old man and an old woman.
The old man went to a mountain to cut the bush. The old woman
went to a river to wash the clothes.

日本語では助詞の「は」と「が」が、英語では冠詞になると考えると良い。
よって、この例文では「が」=”a”、「は」= “the”となる。
また、この文で考えると、おじいさんとおばあさんの冠詞については逆はあり得ない。」という事です。

私が覚えているのは、知らない物を言う時は”a”, 知っている時は”the”という、というルールだったように覚えています。つまり、この例文では初めににおじいさんとおばあさんの話をする時には知らないので ”a” 、2回目はもう一度紹介されているので、「そのおじいさん」、「そのおばあさん」と言う意味での ”the” というようにです。

でもこのように文の中のa とtheは良いとしても、単に名詞として出てくる山や川のa、柴や衣類のtheは悩みますね。(私も未だに分からなくなります)

また、私の故郷の鹿児島の日本語の先生で、今度南さつま市に日本語学校を設立しようと奮闘されている素晴らしい女性、ひろ子 Obagさんからもコメントを頂きました。

「職業柄、他言語と日本語をよく比較しますが、留学生はよくgood luckを使いますよね。私たち日本人は頑張れ!をよく使ってます。
日本人は結果=努力
外国人(特に欧米人)は結果=運
みたいな考え方の様で、なかなか面白いです。」

なるほど~、思ってもなかった視点でした。
彼女が今回日本語学校を設立しようと思った動機を聞いたら、以下の情報を頂きました。

Satsuma Language Academy3

「Satsuma Language Academyは2020年4月開校予定日です。
(現在文化省ヒアリングの認可待ち)

<学校設立の経緯 >
1.南さつま市の活性化、国際化の発展(地元の子どもたちやお年寄りと、イベントなどで異文化交流をする事で、地域密着型の学校を目指します)ちなみに、南さつま市からの支援があります! また、留学生を通して、南さつま市を世界中に知ってもらい、外国人観光客に来てもらいたい!(天然のボルダリング、カイトサーフィン、パラグライダーなどのアクティビティや、素晴らしい自然が沢山あります!)

2.鹿児島に日本語学校が1校しかないので、日本語教師の受け口を作りたい。(専門学校の日本語学科は何校かあります。神村学園、原田学園など)

3.ブラックな日本語学校ではなく、教師、学生主体のホワイトな日本語学校を作りたい。 今ネットで「日本語学校」と検索したら、検索ワードにブラックと出る程、ブラックな日本語学校が多いです。ブラックな日本語学校をまとめたサイトもある程です (笑笑) 多分まともな学校は全体の20パーセントくらい。 (なぜブラック化したのかは、最後に詳細書きますね! )

4.出稼ぎ留学目的の学生ではなく、日本が好きで、日本の文化、日本語、技術を学びたい学生を選抜し、質の高い学校を作りたい。(今の留学生のほとんどが出稼ぎ目的)

Satsuma Language Academy2

今まで、日本語教師として、色々な日本語学校を見聞きしたり、勤務しました。有難い事に、名古屋で働いていた学校は質も高く、待遇も良かったです。(ブラックな日本語学校の話しはあちこちで聞きましたが…)鹿児島にUターンして勤めた日本語学校は超ブラックでした。(詳細は書きませんが 笑笑)

そこで、なぜブラックな日本語学校になるのか… 日本語学校の経営者側に問題があります。 日本語学校は儲かるらしいと、安易に日本語学校を開校させる日本語教育の知識0の経営者。(不動産業、介護関係の経営者が多いです。 部屋が余ってるとか、卒業したら、介護の人材として安く使おうとか。)そして、今出稼ぎ目的の留学生が日本に沢山集まってきます。(日本でバイトしたら、儲かるらしいと、ブローカーに騙されたりして、親戚中から学費をかき集めてやってきます。)

そして、学費さえ払えば、誰でも留学させる知識0の経営者。(儲かれば、なんでもいいから学生をかき集める。) 結果、日本語ではなく、バイト目的の学生は日本語なんて全く興味がありません。 バイト疲れで、授業中寝ていたり、話を全く聞かない。出席はするけど(出席率悪いと、在留資格が更新できない為)日本語に興味ないので、授業なんて成立しません。そして、クラス崩壊。 そんな学生ばかりを相手にしていると、新任の先生は疲れきって、夢破れて日本語教師を辞めていく。 そんな先生ばかり見てきました。

そして、そんな経営者の学校の日本語教師の待遇も悪いです。いつまでも非常勤のまま使われて、福利厚生もなく、近場の非常勤なら交通費も安いからと、教師の質も問わない。勿論、教師の研修なんて金がかかるものは参加させてもらえない。クラスが減れば、非常勤から切っていく。

ちなみに、出稼ぎ留学生は在留資格を繋ぎたいが為に、なんでもいいから専門学校に進学する。という考え方。学校側も次の受け口がないと、失踪するから、何がなんでも専門学校に押し込む考え方。(進学先がないと在留資格が切れるので、留学生が失踪する恐れがあるから。) 出稼ぎ留学生は、目標金額が達成したら、さっさと母国に帰ります。日本できちんと就職して、本当に貢献してくれる人は一握りです。 日本社会にとって、一時しのぎの人材不足解消にはなるかもしれないけど、本当の意味での解決法にはならないと思います。(今国会で入管法改正が問題になってますね。)

以上が今の日本語教育の現実です。 今回設立予定の日本語学校は南さつま市や企業の支援もあり、社会貢献の一環として設立予定です。 利益優先ではなく、教師、学生に還元できる経営、普通の一般企業のような当たり前の待遇、教師がきちんと生活できる給与をきちんと支払う企業を目指しています。 学生の選抜もしっかりしていきます。 出稼ぎ留学生は選抜しません。 日本語学科のある海外の大学にきちんと足を運び、当校を知ってもらい、質の高い学生に来てもらいます。この繰り返しでパイプ作りをしていきます!」

ということです。今後若者が少なくなっていく日本で、海外からの移民を受け入れていく事も多くなってくるかと思いますが、その際やはり日本語教育は必須ですよね。そんな中で、日本語学校がこんな現状だとは日本人の私達はあまり知らないかと思います。この現状をいち早く察して、町おこしも兼ねて学校を設立しようとされているHirokoさん。本当に頭がさがります。

ちなみに、学校の建物は空き家になった工場を市が紹介してくれ、市も空き家対策解消になるという事で改装費も何割か補助金を出してくれたということです。そして、写真にある机などの家具はほぼ一人で真夏に組み立てたそう。すごい!!

もしHirokoさんにSatsuma Language Academyについて連絡されたい方は、こちらへ。

株式会社SLA
Satsuma Language Academy
オバッグ尋子
メールアドレス:obag★sla.ac.jp (2019年6月から変更になってます。ご注意ください!)
(※上記の「★」記号を「@」記号に置き換えて下さい。)
ウェブサイト:南さつま市で学ぶ日本語学校





ブログランキングに参加しています。

海外進出ランキング