Margarita
記事に合う写真が無いので仕方なく、こないだ友人とサンディエゴ湾を望んだSeaport Villageで飲んだマルガリータにチップスとサルサの写真

みなさん、如何お過ごしでしょうか?先日日曜はまた私の属している12名オール女性のサルサバンド、Sabrosasのコンサートがあり、やっと最近立て続けにあったコンサートシリーズも一段落した所です。

ところで、先日母が英語を教えているiBS外語学院でオンラインで異文化の話をする機会がありました。この学院中村文昭氏が紹介した事でも有名ですが、南徹校長が設立したとてもユニークな語学学校で、日本全国から生徒が来、また生徒も10代から80代までいるそうです。(私の大叔母も英語を学びたいと80代で通ってました。)

そのクラスで異文化についてオンラインで話した際、生徒さんに、「今後海外に行きたいと思っているんだけど、語学留学で語学スクールに行くか、短大にいってみるかワーホリで行くかボランティアで行くか、ということで悩んでる」と相談を受けました。現在まだコロナ禍で海外に出るのが大変かと思いますが、将来的に同じような事迷っている人がいるかもと思い、そのことについて書きたいと思います。

私のお勧めは、期間、金額、そして最終的な目的によって選ぶ、という方法です。

1.語学スクールに行く
短期(数か月)、値段は高くない、語学の為だけに行く、というのであれば、語学スクールは短期で行く場合最適です。値段もそこまで短期という事もあり高くないです。もちろん場所によるとは思いますが。ただ、語学スクールに行く人はその国の人ではないので、海外の友人は出来るかと思いますが、スクール以外積極的に外で活動しないと現地の人と交流ができないかもしれません。そこはご自分の努力で。

2.大学に行く
長期、(2ー3年)、値段が高くても構わない、ゆくゆくは海外の大学に行きたい、というのであれば、大学に行く事を前提に短大(コミュニティカレッジ)に留学したらいいと思います。そうすれば短大に行く前に語学スクール(というか短大付けのESL、English as a second language というクラス)も付いてきますし(アメリカの場合)、そこである程度最初の数か月英語を強化して短大のクラスを取り始める、という事ができるからです。私が取ったのはこの方法です。(その詳しい経緯はコチラ

ただし注意点は前回の記事でも書いたように、そこにいる間に日本人だけとつるまず、出来るだけ海外の人と知り合いになり、話す事です。短大、もしくは大学卒というのは後々日本に帰ってきても役に立ちますし、アメリカでは最近は大学卒でない人はちゃんとした職業では就職できなかったりするので、最終的に就職につなげたい、そして金銭的余裕があるのであれば大学に行くのがお勧めです。(自分で事業を始めるのであれば別ですが)ただ、アメリカの大学は短大も大学もめちゃめちゃ値段が高いので、別の国、例えばドイツやイタリアのようなヨーロッパの国に行くというのも手です。(ドイツの公立大学はタダ。ヨーロッパ全体大学費用は安いので)そして、ドイツやイタリア、オランダなどの大学は英語で教えている大学も色々あるので調べてみるのも手です。

3.ワーホリで行く
中期(1-2年?)、値段がかからない、仕事経験があったり、仕事を海外でしてみたいというのであればワーキングホリデー制度でも良いと思います。が、実際経験した人の話によると、ワーホリのような1年ほどの期間で本気で雇ってくれるところはあまりなかったりして、その為結局現地のカフェで働く、みたいなことも多いようです。それでも良ければワーホリと言う手もあると思います。この件については私の前の記事にもちょっと書いてます。また、以前書いたベルリンに住んで働いているOちゃんはワーホリで仕事を見つけ、その後正式採用された一人です。

4.ボランティア、WWoof、もしくはオペア(Au Pair)制度を利用して行く
短期(数週間ー1か月?)、値段があまりかからない、人の役に立ちたい、というのであれば、ボランティア留学というのは良いと思います。ボランティア留学、というので探せばあると思いますし、またWWOOFという世界の有機農場で住み込みで働く、もしくはオペアとして住み込みでベビーシッターをするという方法もあります。

WWOOF

オペアはウェブサイトが見つかりませんでしたが、こちらによると保育経験が必要なようです。

オペア留学

5. 現地採用として行く
もう一つユニークでレアな方法として、ビザスポンサーをしてくれる企業を探して現地採用(つまり、駐在のような特別待遇でなく、ローカルの人たちと同じ待遇で働く)として海外に働きに出る、と言う方法もあります。これはそういう企業が今どれくらいあるか分からないのでちょっとハードルは高いかもしれませんが、何か既にスキルを持っていて、海外で働きたいという場合はそういう手もあります。実際、このブログで取り上げたまきちゃんはそうやって、自力でベトナムとスペインでの職を手に入れたそうです。(スペインは是非住んでみたかったので、熱意で押し切ったとか!)私の別の知り合いも知り合いのつてをたよってマルタでの現地採用ポジションをゲットしてました。(ちなみにマルタは英語圏)現地採用だと現地の言葉がある程度できないと難しいかもと思うかもですが、でも現地にある日系会社の場合はそこまで現地の言語力はなくても行けたりします。

何にしろ、何が目的で行くかです。と言っている私が中学で海外に行ったのは母の留学について行ったからで、大学は日本の大学に落ちたので、だったら受験の無いアメリカの大学へ、(その詳しい経緯はコチラ)ということだったので、私の行き当たりばったりの経験はあまり役に立たないかもですが!

ちなみに、どんな人が海外に向いているか、という事については合わせて以下の記事もどうぞ。

どのような人が海外に向いているのか

日本がダメなら世界に出よう!

ちなみにこれは私個人の意見なのですが、アメリカが好きな人とヨーロッパが好きな人はちょっと違う感じがします。アメリカは自由ですが、資本主義で弱肉強食の世界なので、「自己主張をどんどんしていって自分をプロモートして稼いでいく、起業家タイプ」が合っているような。その代わり落ちるととことん落ちるというリスクがあるので、変化やチャレンジを嫌う人は合っていないかも。それに対して文化や歴史を大切にするヨーロッパでは、秩序が(アメリカと比べて)あるので、どちらかというと「しっかり元を固めて安定を求める人」に合っているような。イタリアのミラノで働いている私の妹がそういうタイプです。あくまで私個人の感想ですが。(ヨーロッパと言っても色んな国があるので一概には言えないとは思いますが!)

それでは、また。